ハッキング・ラボのつくりかたという本を買いました。
こちらは前作から完全版としてパワーアップし、5年ぶりに出版されたものです。
実は学生時代、前作に入門しかけたのがですが、当時なんの知識もなかった私は環境構築で挫折しました。
エンジニアになった今ならちょっとはわかるかも!ということでやっていきます。
目次
実行環境
今回私が使用する PC です。
- PC:MacBook Air(Apple M1)
- OS:Sonoma 14.3.1
- メモリ:16 GB
UTM のインストール
はじめに、仮想化ソフトをインストールします。
仮想化ソフトとして書籍では VirtualBox をメインに説明されていますが、私は VirtualBox での ParrotOS の起動がうまくいかなかったので、今回は UTM という仮想化ソフトを使うことにしました。(早くコンテンツに入りたいので、ソフトウェアにこだわらずいきます。)
UTM は、Apple Silicon の Mac に仮想環境を構築できるようです。
https://mac.getutm.app/ から Download を選択してダウンロードします。ダウンロードが完了したら .dmg ファイルを実行してインストールします。
完了したら、Spotlight(Command + スペース)などから utm を起動してインストールできていることを確認します。
ParrotOSのダウンロード
UTM 上に構築する攻撃用 OS として ParrotOS を使用します。
https://www.parrotsec.org/download/ にアクセスし、「Security Edition」を選択します。Download できるものとして、
- iso(amd64)
- virtualbox(amd64)
- utm(Apple Silicon)
があるので、utm(Apple Silicon)を選択して、ダウンロードします。
ダウンロードされたら、zip ファイルを解凍して、.utm ファイルを得ます。
UTM で ParrotOS の仮想マシンを作成する
.utm ファイルが手に入ったら、任意のディレクトリに配置します。(わかりやすいところがいいと思います。)
次に、UTM を起動します。
「新規仮想マシンを作成」-> 「既存」-> 「開く...」から 先ほどの .utm を選択します。
UTM のウインドウのサイドメニューに Parrot Security が表示されると思うので、選択し、再生マークをクリックして、起動します。
こちらで完了です。
おわりに
UTM で ParrotOS を立ててみました。書籍の p.71 あたりまでの内容になります。
ユーザー、パスワード、キーボード設定などは行なっていないですが、細かい設定は読み進めつつやっていきます。
ちなみに ParrotOS の初期パスワードは、parrot
らしいです。
続き読むのが楽しみです。